過去3話で悩みに押しつぶされそうになっていた少女はついに大人になるが、植え付けられたセックス=悪の概念はぬぐい切れず楽しめない。一方で人の温もりには飢えている。セックスをせず裸で抱き合う手段は何か?心を通わせる手段は何か?その答えが、自己破壊願望を反映したSMではないかという説 …
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2019年06月
自傷癖。放り投げたい自分自身と、離れてくれない体
少女が自傷癖に至る心理を描く。人を信じることができず、自分自身を信じることができず、その存在に耐えられなくなった少女は痛みをもって自分への興味をつなぎとめる。 …
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性を否定しながら、性欲に負けるという矛盾に悩む少女
性を抑圧された少女が、成長と共に自慰を覚え、自己の性欲と板挟みになってしまう話。性道徳と自分の内面のつじつまを何とか合わせようとするのだが、歪みが生じて自分自身に問題があるのだと考えるようになってしまう。 …
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性を取り上げられた少女が心のダメージを負って傷つく話
女の子は性に対して慎み深くあるべきだ、と教育される。子供の頃に刷り込まれた価値観が、思春期を迎えて初めて体験する性欲と衝突する。だが、公に性と関われる成人までの時間は無限と思えるくらい長く、少女は絶望する。 …
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SMは救いになるのか?依存と孤独、寂しさの行方
SMという言葉の意味は人によって異なる。だが、痛みや苦しみなど、普通は嫌がられるものをプレイに取り込んでいく点は共通している。純粋な性癖ではなく、免罪符としてこの特性を使うことも可能である。花菜を例にとって解説する。 …
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